こんにちは。
ヴィンスです。
知恵袋などを見ていたら、
「高校生ですが将来神主になりたいです。どうすればいいですか?」
といった質問がありました。
高校生の時にヤフー検索で同じように調べたなぁとか、大学の合格通知をもらった翌日に我慢していたプレステ2を買いに行った記憶がフラッシュバックしました 笑
この記事では将来的に神職を目指す方に向けて、神主のなり方や食べていけるのか、実際になって良かったことなどを中心に解説します。
そもそも神主って何?
まず神主とは何なのか?
・宗教としては『神道(しんとう)』
・神道の祭りを行う場所が『神社』
・神社で奉仕するのが『神主』
大ざっぱに説明するとこうなります。
ちなみにお寺は『仏教』。髪型が坊主、入り口に鳥居がない、除夜の鐘がある、観光地で拝観料を取るのはお寺です。
寺と神社の違いや宮司と神主の違いなど、神主全般の疑問については下記にまとめています。
神主になる方法
神主になるためには『資格の取得』と『奉職先の神社』が必要です。
資格の取得
神主になるには『神職資格』が必要です。
資格の取得も3パターンあります。最短一ヶ月で取得できる場合もありますが、期間が短いものほど条件が厳しいため『神道系大学』か『神職養成所』に通い資格を取るのが現実的。
神職資格については下記の記事をどうぞ。
奉仕する神社
たとえ資格を持っていたとしても神社で奉仕していなければ神主とは言えません。私も資格だけならありますし 笑
ただ神社業界は縁故、いわゆるコネがめちゃくちゃ強いです。
それでも私みたいにサラリーマン家庭出身でも奉職はちゃんとできました。
資格を取っても神社がない!ということにはならないため、そこは安心していいですよ。
奉職先の神社はどう決めるのか?神主になる方法の流れが知りたい場合は下記の記事にまとめています。
また女性神職についても個別記事があります。
神主は食べていけるの?
正直これは神社によります。
「宗教って儲かっているんでしょ?」
という世間的なイメージが強いですが、神社に関してはそうとも言えません。月4日休み、月給16万なんて神社もあり、学校の教師など副業をしながら神主をする人も少なくありません。
神主は”仕事”ではありません。あくまで神様への『奉仕』です。
これから神主を目指す方は、よく覚えておいてほしい。真剣にそう思っています。特に休日や給料など待遇面を重視するなら目指さない方がいいです。
神社の収入について詳しくはこちらに。私が神主をやっていた当時の年収も載せてます。
神主になってよかったこと
私は待遇面で大きな不満があり辞めましたが、それでも良かったことはたくさんありました。
年に一度の例大祭や正月三が日の活気、地元の人とのコミュニケーションなど、神社でなければ体験できなかったことは多かったです。
なんだかんだで良い経験はさせてもらいました。もちろん辛かったことも多々ありましたが 笑
詳細は下記の記事にまとめています。元神主のリアルな体験談です。
まとめ:神主は『仕事』ではない
もし高校生から神主を目指すなら、社会人に比べたらグッとなりやすいです。
早く神職として活動したいなら養成所、キャンパスライフも楽しみたいなら大学も選べます。
社会人も神主のなり方としては高校生と大差ありませんが、『時間と費用』の面をどう工面するのかがポイントになります。
しかし覚えておいて欲しいのが、
【神主は仕事ではなく神様への奉仕】
このサイト内で何度も書いてますが、奉仕の心より収入や待遇を気にすると長く続きません。少なくとも私がそうでした。
とはいえ実際に体験しないとわからない部分が多いのも事実。
神主のバイトはほとんどありませんが、神主さんに話を聞いてみたり一日神主体験などはできます。
大いに悩んでください。記事を読んだ上で質問があるなら遠慮なくどうぞ!
以上で終わります。
ありがとうございました!